言いわけ番長 -後書きもどき-
こちらは『TEACHER -ヒーローの休日
ヒロインの祝日-』の後書きページです。ネタバレもちょこっと有。
本編を読んでない方、言いわけなんか聞きたくねーよという方は速やかに脱出して下さい。
***FILE00:織畑奈奈 |
今となっては一番はじめに公開してあるけれど。本当は一番最後に載せたかったオハナシ。リアルタイムで読んでた人にとっては、凛編のネタばらしにも。それにしても安芸を書くのが楽しかった。初稿では安芸は奈奈のことを呼び捨てにしてたんだけど。なんの脈絡もなくカタカナで「サン」をつけてみたら、筆の進みが違う、違う。既に出来上がってた性格ががらりと変更になるのも諸共せず、楽しいままで執筆終了。○年前は考えもしなかったなあ。彼を楽しく書く日がくるなんて。(2003/11/13UP) |
***FILE01:小椋 凛 |
寝坊教師。しかも隣におそろいパジャマ女の子〜。なんとなく鳥野節満開のお話。美味しいシチュエーションだよなあと思うわたしは、オヤヂですか? そうですか。先生と教え子(この話の時点では違うけど)だけど、奈奈との年の差はたったの3歳。19と22だよ。そりゃ、近いよ。奈奈だって先生なんて呼びたくないさ、大学出たばかりの若造新任なんて。せいぜい彼女に振り回されてくれと思うけど。実際は双子の弟により振り回されてる……。ううむ、おかしい。100Qを読んで下さった方は知ってるだろうけど。これからの凛は胃痛との闘い。穴が空く前に和解できるといいね〜。←他人事(2003/11/1UP) |
***FILE02:倉持 命 |
プロローグ編の中で一番はじめにUP〜。一番初めの予定では、プロローグ編は全部コレくらいの長さのつもりだったのよ……。で、本編をもっとサクサク進めていこうとしたんだけどねえ。この話を書いた直後に訪れた生理は非常に重く、命の呪いかと思った。(2003/10/26UP) |
***FILE03:柏木 天 |
これ公開してていいの……? もう本当に、天は勘弁。この話書くだけでオナカイッパイに。また傷が癒えたら大幅改稿しようかと。それよりしまった方がいいかなあ……。本当、ごめん。(2003/11/4UP) |
***FILE04:小椋 涼 |
凛編・命編のネタバラシ。はじめから命を助けたのは涼なんだよ〜と決まってたので、命編は真っ先にUPしたんだよなあ。この頃はまだ公開ペースが速かった……。本当は凛&涼は24〜27歳位にしたかった。個人的好みで。だけど大助&茅野の年齢差を優先して、辻褄合わせのように年齢決定……。 凛編と涼編の間に何があったのかも、そのうち書くことでしょう。その話で、涼の本当の職業が分かる予定。や、大したことじゃないけどねえ。 凛になりすます時はヅラ着用。蒸れて地毛がなくなるようなことが無いよう、御武運をお祈りしております。(2003/11/1UP) |
***FILE05:音羽大助 |
絶対に1人称じゃ書けない、彼の話は。ラストあたりの「なんでもない」の羅列のあたりはノリノリで書いたなあ。実家で書いた初稿は「自分の心からも目を逸らした」までで終わってて、なんでもないの自問自答はなかったんだけど。いざ推敲兼打ち込みのときにするすると言葉が出てきたのでそのままぶつけた。プロローグ編で一番楽しく書けたオハナシ。SSというよりはモノローグだけど。ラストの1文を入れるかいれないか、最後まで迷っていたけれど。今では入れてよかったと思ってる。裏設定を書くか、表の設定だけで書くかの私の中での分岐がこの話を書いたときにはっきり決まった。個人的にいかにも小説という話より、モノローグを描くのがスキ〜(駄目人間)。そういう意味でも書いてて楽しかった。 それにしても、この話に出る人は簡単に好きな相手が分かるねえ。皆隠してるつもりでも、バレバレ。1人の人にメロメロになってるヒトを描くのが好きなので、みんな頑ななまでに一途。本命にはね。(2003/11/9UP) |
***FILE06:日下茅野 |
公開順は絶対最後の方にしようと決めていたのに、ネタを早く作りすぎて失敗。書いてから放置なら推敲のいい期間になるのだけど。書かずに放置したせいで、ネタが腐ってしまって難産の作品に。茅野は教員団地組にとって憧れのお姉さん。まあ、性格はあんな感じなのだけど。何をそんなに疲れてるんだと言いたくなるほどの、疲れきった様子を感じて頂ければ成功なのだけど。 今はもう固まったけど、茅野のキャラクターが前キャラと違いすぎるから、ぐにゃぐにゃしてたのも遅れた原因のひとつ。 恐らくプロローグ編の中で1番か2番目に長いかと。この話は多分1人称のがよかったんだろうなあ。書いてる時に何度も思った。(2003/11/29UP) |
***FILE07:桝村弘毅 |
短いなあ……。ネタバレの宝庫なので、書きすぎないように削って削って必要な部分だけにしたらこれだけに。公開1日目にだけサービス(?)で「彼女」の名前が入ってた。とはいえ、もう本編の「79 冬休み」を読んだら分かるんだけど。この人は絶対に1人称書けないと思ってたのに、あっさり「46 約束」で書けた……。(2003/11/2UP) |
***FILE08:古川さつき |
プロローグ編と銘打ってあるわりに、「これ、番外編だよね?」と言いたくなる……。どうしても今現在のさつきの話だとプロローグじゃなくて本編になりそうだったのよ。と言いわけしてみる。さつきの元キャラの短編で「夏期休暇」という話を書いたことがあるのだけど。その話と流れる雰囲気が一緒だなあ。話自体は別物だけど。そういう意味でも、続いているんだなあ。(2003/10/28UP) |
***笑顔の薬 -08 放課後- by梓 |
梓は主要人物じゃないけど、多分大助編で常時出演予定〜。ヘタすると命や天よりずっと出そう……。多分、このシリーズに出てくる中で一番いい意味で普通の女の子。(2003/12/8〜15日記で公開、12/24本編としてUP) |
***夢のおわり 夜のとばり -13 将来の夢- by涼 |
プロローグ編の奈奈編と凛編の間のお話。またまた難産……。涼の本当の職業バラしでもあったけれど。冒頭を書いてる時の私は、涼そのまんまだったので余計にボロボロ。はじめは奈奈の1人称で書いてたのだけどしっくりこなくて涼の1人称に。やっぱりしっくりこなかったので3人称にと、ころころ変更した。それでも個人的に好きな話に持っていけてよかったな。アップしたはいいけれど、最初奈奈が自分のことを「私」と言っていて即訂正したのは、内緒の方向で。それにしても、涼だらけ……。主役は誰ですか〜?(2004/1/6UP) |
***ずるいひと -15 セーラー服- by茅野 |
久々に気持ちよく書けたなあ。本当に一気にがーっと。行き詰ってた別の話は置いておいて。書きたい話を書いた。タイトルのずるいひとは、茅野に対する弘毅と、凛に対する茅野のダブルミーニング、ということでひらがな。ちょっと説教臭いかなーとも思ったけれど。私の中での「先生としての」弘毅のイメージに忠実に書くことに。ようやく先生と生徒、なお話だ……。遅い? もう駄目? 結局過去の話だし。(保健室シーンはちょっぴり未来だけど)。さっさと本当のスタートライン、「桜」を仕上げないといけませぬ。 この話のA紙云々、意味分かりましたか? 分からなかったら遠慮なく言って下さい。直すんで。私の中ではイメージばっちりなんだけどね。それはもう私が感圧紙のしくみを知ってるからなんだよなあ、と。全く知らない人が「意味分からない」だったら、仕方ないもんなあ。 私が中学生の頃。よく音楽室前で泣いてたから、そんな自分に送る話。あの頃の私はすぐに死にたいと言っていたけれど。今はどんなに辛くても鬱になっても、死にたいとは言わなくなった。思わなくなった。それが進歩と呼べるのかは知らないけれど。何も怖くないと思っていたあの頃よりも、怖いものが沢山ある今の方が自由に感じるから。だから今日も周りに沢山力を貰いながら、私はがむしゃらに生きている。(2004/1/19UP) |
***君のすべて -25 笑顔- by涼 |
日記番外編の一番はじめのお話。書いてて思ったこと。涼って、こんなちびの頃からロリコンだったんだなあ……。小6で本気で6歳に惚れる男……。小さい子を慰める男のひと、スキなんだよ、書くの。「現実逃避-恋愛一方通行-」の裄成と七日然り。「HOME」(WEB公開してませぬ)の五月とかづら然り。それでもこの2作は小さい女の子→大人の男のひとへの片想いだからいいものの。この話の場合は矢印が逆方向なので、一歩間違ったら危険な香りが……。それでも年の差がすきなのです。そうか、ロリコンなのは私か。失礼しました。それでもベタ惚れ片想い野郎を描くのが好き。(2003/11/18〜24日記で公開、12/24本編としてUP) |
***傘はささないで -26 紫陽花- by茅野 |
冒頭のキスシーンが書きたくて書いた……というのは大嘘で。書きたかったのはラストのおんぶ〜。大学生を小学生が迎えに来る。しかも小学生、健気に傘まで用意して。待ちきれなくておやすみなさい〜。鳥野のツボに忠実な話だなあ。だけど、今の世の中、危険だよなあ。いろんな意味で。よ、よいこは、ま、真似しちゃいけないよー。(2003/11/20〜26日記で公開、12/24本編としてUP) |
***ALL OVER -33 授業中- by安芸 |
どうしよう、と思うほど書いてて楽しかった話。今読んでも分かるね、楽しんで書いた文章は。安芸から奈奈へのような実りの無い報われない片想いはツボ中のツボなので。普段何でもできる人が面倒くさい子にハマってボロボロになる話が好きなので。言いわけはここらへんにして。ようするに、私は安芸さんが好きなのです(カミングアウト)。あああ、言うまい言うまいと思ってたのにぃ。表では日記ですら言えないので、こんなところで告白。そして、まだまだ初々しさの残る奈奈サンが好きです。まあ、ようするに。親ばかはどこまで行っても親ばかなのです。ええ。 安芸の気持ちを隠しておいて、彼の出番が全部終わってからこの話を載せた方が効果的かな〜とも思ったけれど。プロローグ編の奈奈の話で既に安芸が彼女を好きなのはバレバレだなーと思ったのでそのまま。(2003/11/19〜25日記で公開、12/24本編としてUP) |
***a liar -46 約束- by弘毅 |
まさかこの人の一人称を書く日が来るとは……。この人はいつも笑顔じゃなくちゃいけないという私の中での制約があるので、微妙な表情の違いまで書き分けできるようにならなくちゃねぇ……。本当は期間限定の予定だったのでネタバレ色満開。あ、79よりはマシか。タイトルが嘘なのに、お題テーマは約束。まあ、それが全てだよなあ、この人にとって。(2003/12/8〜15日記で公開、12/24本編としてUP) |
***Lovely -50 宿題- by命 |
実際にロリポップキャンディのバナナミルク(もらい物)を食いながら書いた話。食べてたら、命とロリポップキャンディって似合うよなあと思って一気に殴り書き。タイトルが合ってないのは、はじめは天視点の命を見たお話だったから……。だけど書けなかったんだよ、案の定。天の一人称が。(2003/11/21〜27公開、12/24本編としてUP) |
***ただ自然に、息を吸うように -65 花壇- by茅野 |
半年振りだって……。放ったらかしにするにもほどが……。はじめは日記で書こうと思って書き始めたものの、そうやって日記にあげときゃいいやといってたら一生本編が上がらないような予感がしてしまったので。そのうちモノローグだけじゃなくきちんとした形にかき直すかも? ただ自然に息を吸うように、いつか人を好きになれる日が来るというのは、私が実際に先生に言われたことだったり。肩の力を抜いて人を好きになれたことがない私には、目からうろこがぼろぼろと零れ落ちる言葉だったのよ。(2004/7/10 父の誕生日にUP) |
***identity -79 冬休み- by奈奈 |
オイオイ、正式な本編第1話(桜)上げる前にネタバレですか? まあ、軽度のものだけど。日記で期間限定のつもりで上げてた「番外編」はそんなものばかり。ゴメン。本当にごめんなさい。(2003/12/9〜16日記で公開、12/24本編としてUP) |